過労死110番をはじめた頃のこと
1988年に「過労死110番」が始まって30年近くが経過しようとしている。
その年の4月に大阪過労死問題連絡会の弁護士らが「過労死110番」を行った。
過労死問題は1981年に同連絡会(当時は過労死という言葉は普及しておらず「急性死等労災認定連絡会」の名称だったが)が全国に先駆けて行った。
この問題は労働現場における一般性・普遍性のある問題なのか、あるいは個別性・特殊性の問題に留まるのか・・・その回答は、この「110番」に寄せられた多くの相談が明らかにしてくれた。
全国の過労死に取り組む弁護士に呼びかけ、同年6月に「全国過労死110番」が行われ、以降、現在に至るまで継続し、過労死等の被災者・遺族の救済と、過労死等防止対策推進法の制定をはじめ、その防止の施策に尽力してきている。
「過労死110番」が初めて行われた1988年に私が書いた『過労死110番』の文章をみつけた。
過労死問題の当時の状況と比べて、現在は過労死・過重労働が防止、改善の方向に向かっているのか・・・その素材になればと思い転載する。
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