過労死・過労自殺の被災者、ご遺族の力になれば
このノートは、過労死・過労自殺の労災(公災)認定や、企業賠償責任の追及に足を踏み出そうとしている当事者の方や、遺族のためお力になればという気持ちで書き始めました。
ヨーロッパの逸話で、昔、炭鉱夫は、鳥かごに入れたカナリアを携えて炭坑に入ったと言います。カナリアのさえずりが止むとき、自らの身に危険が迫ったことを知り炭坑から避難したと伝えられています。
現代の労働現場における「炭坑のカナリア」、それが過労死・過労自殺ではないでしょうか。その被災者、遺族の救済、それが過労・ストレスの蒸発釜とも言える労働現場を変える力になるのではないか、そんな思いで過労死問題に弁護士として30年近くに亘って取り組んできました。
このノートでは、過労死・過労自殺で大切な人を亡くした人にとって、その労災認定や企業賠償責任を追及しようとする人にとって、私が労基署での労災認定手続や訴訟のなかで得た、役立つ情報を伝えていきたいと思います。同時にこのノートが、過労死をなくすための僅かながらも力になればとの思いを込めて書き綴りたいと思っています。
トップページ | 災害的出来事→発症前1週間の過労→発症前6ヵ月間の過労への認定基準の門戸の広がり »
コメント